地方と古い業界を変えたい！saiki塾をやり始めた理由について

saikiプロデュースでは、個人の方向けに「saiki塾」というマーケティングの私塾を提供しています。

プログラムとしての用意に加え、イベントやYouTubeでの発信もしています。

今回は、なぜそういったWebマーケティングの塾をやっているのかをお話しします。

働き方を変えた、その先を目指して

まずあるのは個人の生き方・働き方を変えたいということが第一です。

すでに幸せに働けている人がいる一方で、自分に合わない仕事でモチベーション低く働いている人もいます。

いま急速にネットが普及し、個人で働くのが当たり前になっている世の中に逆行した企業、そして個人の人が多いです。

そういう人に新しい可能性を提示したいと思っています。それでプログラミングやデザインではないWebの「マーケティング」「ディレクション」をお話しています。

しかし働き方を変えるというのがゴールではなく、その先に変えたいものがあるんです。

それは日本全体のITリテラシーを高めることです。

もともとネット系のベンチャー企業にいた身なので、ITリテラシーに問題を感じる場面はそこまで多くありませんでした。

しかし、独立してから、周りを見渡すと、自分が持っていたITリテラシーは決して当たり前じゃないんだと感じることが増えます。

とくに課題だと思っているのは、地方やITが普及していない古い業界です。

東京のネット企業にいたら、まず見ない驚きの光景の連続です。

たとえば古い業界の会社さんでいえば、実際の現場にいったときです。

さすがにパソコンを導入していないなんてことはありません。しかし、そのセキュリティ管理がずさんなんです。

なんとディスプレイのモニターに、IDとパスワードが書かれたふせんが貼ってあるんです。忘れちゃうからってことなんでしょうが、それセキュリティ的にまったく意味ないですからね…。

ほかにもスマホのアプリの入れ方さえわからない、ビデオ会議のカメラを起動させるのに1週間かけても習得できないとか、割とびっくりなことが連発して楽しい現場です。

そんなITリテラシーなので、Webマーケティングはどうかというと、まあほとんど手つかずですよね。その人だけならまだしも、得てして、1人ITリテラシーがない人がいると、周りもほとんど同じレベルです。若手すらそういう環境に長いこといると、リテラシーが低くなります。

地方企業でも同様な現象が起きています。

ITリテラシーが低くても、ビジネスが回っているならそれでいいとは言えません。

そういったITリテラシーが低い人達を「食い物」にする悪いヤツらがいます。

よくないWeb制作会社、SEO会社などです。彼らにとって、ITリテラシーがない企業などは、工数をかけず、利益が出せる都合のいい相手です。

理解していないのをいいことに、ほとんど意味ないことを実施し、高額請求します。何が意味があるのかも分かっていないので、やりたい放題です。場合によっては、悪影響な施策を打ったりしています。

この問題をクリアするには、一定の発注リテラシーであり、ITリテラシーを身につける必要があります。

感覚をもてるところまで、一から教えないといけません。

もちろん良識をもって適切な提案ができる業者はいます。が、困っているお客さんの数に比べると、まだまだ極めて少ない状況です。

そこでWebマーケティング・リテラシーを教えてくれる個人やチームが圧倒的に必要と思ったわけです。

すでに大きな会社では質の高い提案をし、お客さんの課題を解決しています。しかし、やはり会社でやる以上、どうしても高い単価になります。そうすると、多くのお客さんは実施が難しくなります。

大きな会社ほどのプロフェッショナルでなくても、一定の知識があるマーケターでかいけつできる課題は山程あります。

そういった一定レベルの個人を増やすことが、地方や業界を変えることにつながると思っています。

これから大事なのは、個性を持ったマーケターです。

それこそ地方にいる人、古い業界にいた人は、とても可能性があります。

お客さんと強いつながりを持てます。

いくら知識がある人でも相手のことをまったく知らなければ、相手が本当に満足する提案ができるかは難しいところです。

もともといた業界の人であったり、出身の地方が大好きな人の方が進行がうまく進み、満足度の高い結果が出やすいです。

saiki塾で、年間数百万上げる人の中に、元航海士の人がいます。ゼロの知識で始め、今では独立し、案件をいくつも回しています。そして自分がいた海運業界をWebで変えたいという夢を持って動いています。実際にそれで、海運業界の元同僚の人や漁師とのつながりの中で、仕事を獲得し、たくましく活動しています。

ITリテラシーがないと、課題に気づくことすらありません。そんな中で、相手の心をつかみ、提案できるかは、こういった個の力が肝心です。

saikiでは、個性のもつマーケターを支援していきたいと思います。